損切りは自動化する
投資では損切りが非常に重要、というのはみんな口を揃えて言います。本なんかにもよく書いてあるし。
ただ、そんな心理経済学にあるように、簡単に損切りできればみんな苦労しません。人は生まれながらに、以下のような傾向があります。
利益は過大に見積り、 →利益確定を急ぐ
損失は過小に見積もる →損切りを遅らせる
このあたりは、ダニエル・カーネマンを読むと良いです。
ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
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損切りを効果的に行うためには、この人間本来の特性に勝つ必要があるわけです。
そして、人それぞれ投資スタイルはあると思いますが、僕は日中そんな時間があるわけじゃないし、精神的にも損切りが苦手なのがわかっているので、自動化することにしてます。
やり方は簡単で、「逆指値」で最初から注文を入れておけばいいのです。「○○円以下になったら、○○株売る」という条件を指定して注文できます。それで、株価が下がったら勝手に損切りしておいてくれます。
「稼げる投資家になるための投資の正しい考え方」では、初心者はいかに損を小さくして経験を積むかが重要かが書かれています。
稼げる投資家になるための投資の正しい考え方 -歴史から学ぶ30の教訓- (Modern Alchemists Series No. 115)
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なので、損切りして資金を目減りさせても、大やけどせずに投資を継続できることが重要なんだな、と最近は改めて思うわけです。それで、また考えて投資にチャレンジすることができるわけですから。